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結局eMAXIS Slimってどういう仕組みなの?【信託報酬の仕組み】

ネットの噂シリーズ

 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)=オルカン
 eMAXIS Slim S&P500
 など
 楽天証券やSBI証券といったネット証券でで人気の投資信託
 eMAXIS Slimシリーズですが

 結局、

 投資信託、eMAXIS Slimは
 誰が作って
 誰が運用しているのでしょうか。

 調べてみました。

誰が作ったの?=三菱UFJアセットマネジメント

 eMAXIS Slimを作った(設定した)のは、
 三菱UFJアセットマネジメント株式会社です。

三菱UFJアセットマネジメントとは?

 アセット(Asset)は、価値ある資産(現金、有価証券、不動産など)のこと。

 マネジメントは「管理」などの意味

 なので、ざっくりした名前の意味は

 三菱UFJグループ傘下の、
お客さんから預かった資産(アセット)を
 管理・運用(マネジメント)する株式会社 
 となります

 その名の通り、
 三菱UFJアセットマネジメントは
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の資産運用会社です

 「資産運用会社」というのは、
お客さんが出したお金を運用する代わりに、報酬(信託報酬と呼ばれたりします)をもらうことで、利益を得る会社です。

 eMAXIS Slimの場合は
この信託報酬(運用管理費用)が
年間で純資産の 0.09372%(税抜年0.0852%)以内
 と、されており、この信託報酬の安さも人気の理由の一つですね

三菱UFJアセットマネジメントの歴史

 三菱UFJアセットマネジメントはもともと、

 1985年設立のダイヤモンド投資顧問株式会社という会社でした。

 しかしそれから合併やら商号(企業名)の変更やら、いろいろあって、

 2023年10月1日 に三菱UFJアセットマネジメント株式会社という名前になりました。

 あれこれ名義の変更があってややこしいです。

三菱UFJアセットマネジメントの特色

 数ある資産運用会社のなかでも、三菱UFJアセットマネジメントは、

 「投資信託」に特化しています。

 eMAXIS Slimのような投資信託を新しく作り、
 それを運用して得た利益を、お客さんたちに分配します。
 そして、
 分配する代わりに純資産から信託報酬をもらいますよと、そういうわけです。

楽天証券やSBI証券とのちがいは?

 これまで述べてきたように、
 eMAXIS Slimは投資信託です。 
 作ったのは三菱UFJアセットマネジメントです。

 しかし、私たち(投資家)は、eMAXIS Slimを
 楽天証券やSBI証券でつみたて投資します

 これはなぜでしょう?

 なぜ
 三菱UFJアセットマネジメントがつくったeMAXIS Slimを
 楽天証券やSBI証券から買うことになるのでしょうか?

 これは、投資信託の仕組みを見るとなんとなくわかります

投資信託の仕組み

ここからは、投資信託がどういう仕組みで運用されているのか見てみましょう。

①投資信託の設定(運用会社)

 まず、
 投資信託(eMAXIS Slim)は、「投資信託運用会社」(三菱UFJアセットマネジメントなど)で作られます。

 eMAXIS Slimの場合は、三菱UFJアセットマネジメントで作らる(設定される)わけです。

②投資信託の販売(販売会社)

 そのあと、投資信託は、投資家の窓口になる「販売会社」を通じて私たちに販売されます。

 この販会社が楽天やSBIです。

 楽天やSBI以外の証券会社、銀行、郵便局などの金融機関も、販売会社になります。
 投資信託を売ってるとこですね。
 
 運用会社にしてみれば、販売会社を窓口にすることで、多くの投資家からお金を集めることができます。

③集まったお金の管理(信託銀行)

 こうして集まったお金はひとつにまとめられ、

 資産管理を専門とする「信託銀行」(受託会社と呼ばれます)が保管します。

 eMAXIS Slimの信託銀行(受託会社)の信託銀行(受託会社)は、おなじく

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の

 三菱UFJ信託銀行です

 まとめるとこのようなイメージ

信託銀行(受託会社)の役割とは?

 三菱UFJ信託銀行は、

 楽天やSBIを通じて私たちから集めた資金を管理して、なおかつ

 三菱UFJアセットマネジメントの指示のもとに運用します。

 集められたお金の運用のあれこれ(株や債券を売ったり買ったりの手続きなど)を、実際に行うのが、信託銀行の役割です。

運用会社の仕事

 逆に
 三菱UFJアセットマネジメントのような運用会社は、

 集めたお金をどこにどう投資するか考え、
 実際にお金を保管している信託銀行に
 あれ買えこれ売れと指図して運用させるわけです。(これを運用指図といいます)

 信託銀行にしてみれば、
 投資を実行するのは実際にお金を保管してる自分たち信託銀行(受託会社)。

 運用会社は、どの株や債券を売買するか命令する司令塔、みたいな感じでしょうか。

まとめ

 投資信託は、

 ・そもそもの投資信託の設定や運用の指図運用会社(三菱UFJアセットマネジメントなど)

 ・販売販売会社(楽天証券など)

 ・資産の保管や運用の実行信託銀行(三菱UFJ信託銀行など)

 とそれぞれの専門機関が分業して行っているわけです。

 そして
 eMAXIS Slimは

 ①三菱UFJアセットマネジメントによって作られ、

 ②それを楽天証券やSBI証券を窓口にして私たちが購入し、

 ③私たちから預かったお金を三菱UFJ信託銀行が、保管し
 三菱UFJアセットマネジメントの指示通りに運用する

 というイメージです。

参考URL

 投資信託協会「投資信託の仕組み

 MUFG 三菱UFJ信託銀行 投信セレクト eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

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