小説

カルチャー

村上春樹『スプートニクの恋人』「真四角」な場所から「まっ四角」な場所へ/記号と象徴【考察】

物語の結末で「まっ四角な電話ボックス」から電話をかけてきたすみれは夢か幻か。実は電話ボックス以外にもうひとつ同じ「真四角な」場所があった…どうしてそんな結末がありえるのか?
カルチャー

村上春樹『スプートニックの恋人』にんじんと犬/交代する主人公【考察】

「これはすみれの物語であり、ぼくの物語ではない」にんじんとは何者なのか?
カルチャー

『スプートニクの恋人』で村上春樹が捨てようとしたもの(エレベーター/井戸/自〇/羊)【考察】

「何を捨てることができて」という村上春樹のインタビューはどういう意味なのか、より作品の内容に踏み込んで考察していく
カルチャー

村上春樹「スプートニクの恋人」あらすじと作中の時代、ギリシャの島のモデル【考察】

村上春樹が1999年に発表した小説『スプートニクの恋人』について考察。初級編として、作品の年代、登場するギリシャの島のモデルについて考察する。
カルチャー

1990年代の村上春樹 『スプートニックの恋人』の頃

80年代の後半の村上は、79年に『風の歌を聴け』でデビューして以降、もっとも成功し、そしてひとつの区切りを迎えた時代であった。